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【設備講座#13】防火区画①設備の区画処理と耐火材、114条区画など 【動画付き】

2025.12.10(Wed)

初心者講座建築設備知識

【設備講座#13】防火区画①設備の区画処理と耐火材、114条区画など 【動画付き】

YouTubeチャンネルにて『設備講座動画#13』をアップロードしました。

今回は「防火区画と設備」に関連する配管やダクトの区画貫通箇所の施工検討ポイントを中心に紹介をしていきます。

建築・設備工事は建物の用途によって特徴的な設備や考え方があるため、施工に携わる機会があれば一つのポイントとして確認してみてください。

動画内で説明している内容の補足をスライド毎に簡易的に解説します。

内容は業界経験2年~5年生あたりが対象となります。

 

目次

1.防火区画と建築確認申請

建物の防火区画は「建築基準法」により決定します。

適切に計画されているかを確認するために、建築確認機関に提出をする図面のことを「建築確認申請図」と言い、区画の正式な位置や範囲が決まります。

防火区画と同じく、114条区画と呼ばれる「防火上主要な間仕切り」についても同様に決まり、その区画壁を配管やダクトが貫通する場合は、必ず区画貫通処理を行う必要があります。

意匠設計図や設備設計図には必ず防火区画の位置などが明記されていますが、まず意匠図と設備図で区画の整合がとれていないことがあります。

これは設備設計を行う際に同時に建築図も進めるため、初期の古い情報がそのまま残ってしまうケースが多いです。

同じく確認申請も平面図作成と同時に進めることがあり、確認申請で変更になった区画が意匠図に反映されていない場合もあるため、区画位置については必ず確認申請図面にて把握し反映するように心がけましょう。

確認申請は設計者が行うため、施工者は設計者から初期に資料を受領することが必要です。

もちろん施工検討の途中でレイアウトが変わることもあり、建築確認申請を出し直しすることもあります。そこで区画の考え方が変わる場合もあるので、都度最新情報を建築・設備ともに共有して検討を進めることが大切です。

 

2.耐火性能のある配管と配管耐火材

防火区画を貫通する配管は耐火性能が必要になります。

白ガス管などの鋼管であれば耐火性能を有しているため、配管自体は問題ありませんが、貫通部の壁開口を行った隙間などは耐火処理を施す必要があります。

鋼管の他にも耐火VPや耐火二層管など耐火性能を有した塩ビ製パイプもありますが、一般的なVP管やエスロハイパー、ACドレン配管、冷媒管(銅管)といった配管を貫通させる場合は、配管そのものに耐火性能がないため専用の耐火処理材を使用する必要があります。

区画処理材は配管に巻き付けるタイプのものが主流で、熱により膨張することで配管が燃え落ちると同時に貫通部の穴をふさいでくれます。

区画貫通材は施工図面上に表現しないことが多いためあまりイメージしませんが、冷媒管の耐火キャップなどを利用する場合は外形がそこそこ大きいため、配管同士の離隔や壁・梁からの離隔の考慮が必要な場合もあります。

 

3.ダクトの防火区画貫通

ダクトは防火ダンパー(FD)を使用します。

FDのシャッターは温度ヒューズで固定されており、熱でヒューズが溶けることで自動で遮断します。

温度ヒューズは72度・120度・280度の3種類があり、一般系統は72度を使用します。

特に注意が必要な点として、厨房系統や火気使用するミニキッチンなどの系統は120度のFDを使用する必要があります。

72度ではお湯を沸かしたり調理時の熱でヒューズが溶けてしまう可能性があるため、ダンパー発注時には十分気を付けましょう。

施工図にも120度の箇所だけでも明記しておくようにすると親切です。

防火区画貫通を行う際は、貫通部のダクトは1.6tで行い、FDは単独で吊りが必要になります。

特に水平区画で縦ダクトのFDを忘れないよう注意しましょう。

「DSが狭くダクトは納まるがFDがメンテできない」なんてこともあるあるです。

必ずFDを明記し、メンテスペースや手が入るかを確認して作図検討するようにしましょう。

 

4.お知らせ

2025年12月13日(土)に東京の大森にて「設備図面交流会」を行います。

前回同様、建築設備のCADや図面に関わる方向けの交流会となります。

図面屋さんに限らず、施工管理者や設計者・オペレーターさんなど、CADに関わる方であれば幅広くご参加いただければ幸いです。

今回は2部制として前半に技術交流会を行います。こちらも聞いてるだけや質問だけでも全然OKです。

参加をご希望される方は、HPの問合せからご連絡いただくか、または下記フォームから参加申請を登録いただければと思います。

★交流会参加申し込み専用フォーム★
https://forms.gle/woaTfowmp8L6Yq33A

技術交流会はオンラインでの参加も募集しています。

基本的に初めて参加される方や初対面の方がほとんどなので、お気軽に申し込みください。

前回もベテランさんの他にもオペレーターの方や設計関係者さんなど幅広くご参加いただいています。

もし交流会など不安がある方は主宰の松葉までお気軽に相談ください。私も実は苦手なので全力でサポートします。

 

 

設備勉強会の動画を毎週水曜日にYouTubeにて更新しています。

こんな内容のものを上げて欲しいなどご意見や感想もHPやYouTubeにコメントお寄せいただければ幸いです。

次回動画は「設備講座#14 防火区画②」を2025年12月17日(水)更新予定ですので、ご興味ある方は過去動画と合わせて是非ご視聴ください⇂

【設備講座#14】防火区画②施工編 延焼ラインとFD、防火シャッター他【動画付き】

⇂⇂⇂YouTubeチャンネル「建築設備の図面屋さん」はこちら⇂⇂⇂

https://www.youtube.com/channel/UCQppktUn44lnEoW3DlrE7qg

 

このチャンネルでは、建築設備の勉強会、設備CADの操作知識、資格試験の解説に関する動画などを公開していく予定です。

 

株式会社PFCは受託から現場派遣までさまざまな形で図面対応を行う設備施工図製作会社です。
図面1枚から対応いたします。ご依頼はお問合せフォームまで。

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正社員やフリーランスパートナー・業務委託など幅広く募集しています。
詳しくは採用情報ページまで。

お問い合わせ

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