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【設備講座#9】マンションの設備①空調に関する検討注意ポイント【動画付き】

2025.11.09(Sun)

初心者講座建築設備知識

【設備講座#9】マンションの設備①空調に関する検討注意ポイント【動画付き】

YouTubeチャンネルにて『勉強会動画⑨』をアップロードしました。

今回は「マンション工事」に関連する空調換気設備の紹介をしていきます。

建築・設備工事は建物の用途によって特徴的な設備や考え方があるため、施工に携わる機会があれば一つのポイントとして確認してみてください。

動画内で説明している内容の補足をスライド毎に簡易的に解説します。

内容は業界経験2年~5年生あたりが対象となります。

 

目次

マンション施工における空調換気設備

1.マンション工事とデベロッパー

世の中には様々な用途の建築物があります。事務所ビルや商業ビル、マンションやアパートのほかにも、病院や学校・倉庫・映画館、研究施設や工場etc…

基本的な設備の考え方はどの建物でも基本は一緒ですが、それぞれ特徴的な設備や独特の考え方があるため、施工会社によっても得意とする分野が異なるものです。

特に施工管理の社員として所属するゼネコンやサブコン会社によってはマンションをたくさん施工する会社もあれば、マンションにはほとんど関与しない施工会社もあります。

マンションの工事は設備単体で見ると特殊な設備が少なく比較的難易度は低いですが、商業ビルに慣れた人が初めて携わると作図や管理検討に苦戦することもあるかもしれません。

またマンションと一括りにいっても、10階未満の小規模マンションと、高級高層タワーマンションとでは設備から納まり・意匠のこだわるポイントも大きく変わってきます。

特に高級マンションでは大手デベロッパー会社が施主となる場合も多く、多くの施工経験から独自の管理方針をもっているため、それぞれの仕様書を理解した上で施工検討を行うことが必要になってきます。

すべての工事に該当するわけではないですが、特に共通する設備の紹介と施工検討時の注意ポイントを紹介していきたいと思います。

 

2.浴室暖房乾燥機と浴室系統の排気ダクト

浴室暖房乾燥機、通称「バスカン」と呼ばれる設備。

低層階や一人用のマンションでも採用される場合がありますが、特に高層マンションの場合はベランダに洗濯物を干すことができない場合に多く採用される設備です。

一つの換気設備から複数の箇所に換気口を分散設置することが可能なものもあり、採用することで換気機器の台数を少なくすることが可能です。

設置される浴室は基本的に天井高さが低いためダクトの納まりは比較的問題になりにくいですが、それでも狭い天井内でダクト同士を交差させることが困難な場合もあるため、機器の設置向きとダクト接続口をしっかり確認しましょう。

そして浴室系統の排気は結露水に注意する必要があります。

これはマンション工事に限らずどの建物でも重要な考え方になりますが、ユニットバスやユニットシャワーの排気は、湿度が高くダクト内に結露水が溜まる可能性があります。

湿気の多いダクトは機器から外壁まで展開する際に1か所頂点を決めて、必ず機器側か外壁にむかって勾配を設けるように検討しましょう。

どうしても上がり下がりが必要になり水たまり箇所が生じてしまう場合は、ダクト下部に水抜きを設けてユニット内や排水配管に排水する考え方も必要になる場合があります。

マンションの場合は他のダクトや配管と交差しないようにルートを確保できるか確認して作図しましょう。

 

3.レンジフードファンと耐火被覆、下がり天井の検討

マンションのキッチンに設置するレンジフード。

換気設備ですが建築工事にて施工することも多いため、器具の仕様や型式が設備設計図では不明確な場合が多く、意匠設計図を確認し建築に仕様図を早めに要望しましょう。

ほとんどの場合、ダクトの接続は天井下の幕板裏にあるのですが、このダクトの納まりが結構納まり上のトラブルになることが多く、特に梁下に器具が検討されている場合は要注意です。

納まらないからといってマンションの場合はレイアウトを簡単に変更することも難しいため、下がり天井の要望や器具変更が必要になることもあります。

またキッチン系統の排気はロックウール50mmの耐火被覆が必要になります。

マンションに限らず、厨房排気や事務所ビルのミニキッチンでも調理用コンロを設置する場合などは火気使用に該当するため同様の施工が必要になります。

このロックウールに代わるものとしてニイアスのセラカバーという商品があるのですが、マンションの設計図では最初から「セラカバーを使用」と明記されていることもあるくらい一般的に採用されています。

特にマンションは階高が低く、天井裏にダクトを通せるスペースはまず存在しないため、ダクトルート用に下がり天井を設ける必要があります。

セラカバーを採用しないと外形で60mmも差が出てしまうため、使用材料が設計図で明記されていない場合でも初期に方針を確認しておきましょう。

またマンション工事で重要なのが、この下がり天井が必要箇所に必要な範囲計画されているかを早期に確認することです。

ダクトルートにも関わらず下がり天井が無かったり、あっても狭くてダクトが納まらないこともあります。

特に下がり天井の幅は側面ボードと軽量の仕上げ幅を考慮して要望する必要があるため、最低限設備の保温面から天井仕上げ面まで100mm以上確保するように検討しましょう。

「最小限にしたい」と言われた際は、ボード仕上げ1枚であればMIN75mmが限界値です。

この時にRWにしろセラカバーにしろ、保温材を考慮していないと納まらなくなってしまうため、作図時には必ず保温を表現する癖をつけるようにしましょう。

 

4.壁給気口と意匠納まり

マンションに住んでいて部屋の換気を行いたいときは窓を開けて自然換気を行うことがほとんどだと思います。

住んでいてもこの壁給気口の存在すら知らない方も実は多いのではないかと思います。

換気設備というのは、排気分だけどこからか風が入ってこなければ成立しません。

厨房のレンジフードをオンにしても、窓を閉め切っていては風がほとんど入ってこないため必要な排気風量が確保できなくなります。

この壁給気口は、キッチン排気などの換気扇を作動させた際に排気風量に対して必要な給気風量を確保するために設置するため、設置するサイズや個数は設備によって異なります。

給気口自体が建築工事になっていたり、設置する位置や高さが意匠図にて検討されていることもあるため、まずは意匠設計図を確認しつつ、設備の必要風量が確保されているか確認しましょう。

老人ホームなどの居室用であれば、トイレの換気扇程度の風量なので100φ器具1つでも十分な場合もありますが、マンションの場合は風量が大きくなるため器具が複数個設置が必要な場合がほとんどです。

意匠の考え方もあるので早めにすり合わせして必要数やサイズを確認しておきましょう。

 

5.ルームエアコンと将来用配管

設備工事を行っていると、エアコンは本工事施工が当たり前の感覚になってしまいますが、マンションのエアコンは常設されている場合と将来設置の場合があります。

一つの住戸でも設置する部屋と将来設置の部屋があったり、また配管だけ先行配管で設置する場合もあれば、配管ごと将来工事となる場合もあります。

しかしどのパターンでも配管施工・接続時用の点検口や壁開口は必要になるため、後々のトラブルを避けるためにも検討自体は本工事にて必ず行いましょう。

配管の貫通開口を忘れることはほとんど無いと思いますが、点検口の設置位置やサイズにこだわりがある場合もあるため、ドレン配管の竪管への接続が生じる場合などは点検口の位置に注意して分岐を設ける必要があります。

また、外壁で配管が露出となる場合は配管のルートや化粧カバーの納まりなども考慮して検討しておきましょう。

特にガス給湯器と隣接するような場合、給湯器からの離隔が必要になるため将来用でも本工事でも壁貫通位置などを細かく確認しておくことが大切です。

 

6.バルコニーと避難ハッチとの納まり

マンションのバルコニーには室外機やガス給湯器、換気ダクトのベントキャップなど様々な設備器具を設置することがあります。

特にバルコニーが狭い場合、メンテナンスや通路などを考慮したプロット検討が大切になります。

特に避難ハッチがある場合、昇降に設備が影響しないように考慮する必要があります。

室外機の脚が干渉しないことは当然ですが、ベントキャップも昇降設備と平面的に重なると影響する場合があるため要注意です。

昇降設備が各階で平面的にずれる場合もあります。

ベントキャップの位置は梁スリーブで確定してしまうことが多いため、初期に確認しておかないと取り返しのつかないことにもなりかねません。

しっかりプロット図にて確認しておきましょう。

 

7.お知らせ

動画の内容とはまた違った側面で記事を書いていますので、動画と合わせてご確認いただければと思います。

次回動画は「マンション編②」を2025年11月12日(水)更新予定です。

 

 

この度、YouTubeにて「建築設備の図面屋さん」チャンネルを新規開設いたしました。

https://www.youtube.com/channel/UCQppktUn44lnEoW3DlrE7qg

 

このチャンネルでは、建築設備の勉強会、設備CADの操作知識、資格試験の解説に関する動画などを公開していく予定です。

 

株式会社PFCは受託から現場派遣までさまざまな形で図面対応を行う設備施工図製作会社です。
図面1枚から対応いたします。ご依頼はお問合せフォームまで。

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