設備CAD・TFASの機能、操作方法でよくある質問を解説します。
設計図や建築から受領したDWG・JWWなどのデータを開いた際に、
平面図データがあるはずなのに図面上に表示されないといったトラブルがあります。
対策としてはデータを開くときのひと手間だけで解決するため、是非確認してみてください。
TFASでDWGデータの建築平面図が表示されない理由
平面図が表示されないトラブルの原因の多くが「図面原点」がずれていることにあります。
TFASで作図しているとほとんど気にすることの無い「図面原点」ですが、他CADで作図する場合に原点を設定している場合があります。
TFASには黄色い枠の「印刷範囲」の他に、CAD上で表示される「表示範囲」というものが存在します。
図面原点は印刷範囲の左下が基準となり、そこから表示範囲が決定するため、
「表示範囲の枠外に描いてある平面図は表示されない」ということになります。
つまり対策としては、図面原点ごと移動してしまうか表示範囲を変更することで解決することができます。
TFASでDWGデータの建築平面図が表示されない場合の対応方法
建築平面図データが表示されない場合は、まずは最初に図面原点の変更をしてみましょう。
まずはDWG・JWWデータを開く際に表示されるインポート画面で「図面の原点を移動する」にチェックを入れてみましょう。
図面原点を別で設定されている場合は、ほとんどがこれで解決できると思います。
稀に図面原点を合わせても表示枠外に表示されてしまう場合や、図面原点を変更したくない場合は
同じインポート画面で「表示範囲」を変更することで、画面表示範囲の限界を広げることができます。
ほとんどの図面は初期設定値の4km範囲内で作図されますが、膨大なデータをちりばめている場合に表示枠外に出てしまうこともあります。
図面を開いた状態で設定変更したい場合は、「ファイル→用紙サイズ・縮尺変更」から変更が可能です。
表示範囲を変更したあと、「表示→全図形表示」にて全体のデータを確認してみましょう。
全図形表示で平面図が表示されない場合は「表示枠外」に出てしまっている可能性が高いため、表示範囲の設定を広くしてみましょう。
ただし表示範囲を広げた場合、マウスのズームで画面縮小していった際に際限なく移動してしまい平面図を見失ってしまう可能性があります。
基本的には表示範囲は4kmで作図上支障がないので無闇に変更は避けましょう。
対策というほどの内容でもありませんが、「データがない?」と思ったら一度試してみてください。
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