設備CAD・TFASの便利機能をご紹介します。
シート設定で「単色指定」を行うと、該当シートに書かれたデータが指定の色で表示されます。
施工図で建築図を白色や暗灰にする、プロット図で設備毎に色を設定するなどTFAS使用者であれば馴染みの機能です。
ただ、TFASの初期設定では選択(カレント)シートの単色設定が解除される状態になっています。
初期設定のまま使用すると、例えば単色指定しているシートを気付かず選択したまま印刷してしまい、色が解除されてしまいトラブルになってしまうことがあります。
その対策として「印刷用」のシートを作成したり、印刷時には必ず「ベース」シートを選択するようなルールを設けている方もいます。
決してそのルールは間違いではないのですが、実はカレントシートでも単色指定が解除されない設定があるのをご存じでしょうか。
設定変更は環境設定にて行えます。
『設定→環境設定』にて環境設定ウィンドウを開き、『表示・印刷』タブを選択します。
「表示モード」の下の方に「カレントシートでの単色・弱表示設定 有効/無効」があります。
この設定を無効→有効にすることで、カレント状態でも単色設定を有効にすることができます。
設定を理解して無効にしている方は全く問題ないのですが、特にCAD初心者の方がこの設定を知らないことが多いようです。
そして図面の印刷を任された際に知らずに単色指定のシートを選択したまま印刷し、なぜ色が違うのかと上司に怒られてしまう、なんてことも。
実は2回ほどそんな現場に遭遇したことがあるので、知らずに全国で起こっているトラブルなのではないかと思っています。
特にCAD初心者の方はこの設定を有効にすることをオススメします。
有効で問題になることはほとんどありませんし、必要に応じてシートの単色指定の方を解除すればよいのです。
もし機能を知らずに「印刷用」シートを作成している方は、不要なトラブルを避けるためにも現場での管理ルールを再確認しましょう。
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