設備CAD・TFASの便利機能を紹介しています。
今回は直線距離の長い配管上に傍記を複数作成する方法です。
といっても内容的には1行で終わってしまうものなのですが、知らない人にとっては目から鱗だと思います。
傍記を作図するとき、途中に継手のない配管やダクトで複数傍記を作図しようとすると、最初に作図した傍記が消えてしまいます。
印刷範囲やレイアウトの関係から同一配管上に複数傍記を作図したい場合は、傍記を入力する際に「Ctrl」を押しながら左クリックしましょう。
そうすると複数の傍記を作図することが可能です。
絶対にやってほしくないのが「傍記を複写して作図」すること。
傍記機能は配管やダクト情報に連動しているため、サイズ変更やルート移動した際にも連動されますが、複写したデータは文字情報になり連動しません。
例えば位置・サイズ・レベルを変更した場合・・・
Ctrlで作図した傍記はすべて追従しますが、複写の場合は文字が残ってしまい施工ミスの原因になりかねません。
かならず傍記機能を使うことをおすすめします。
せっかくなのでワンポイント!
傍記入力のコマンドを使用している状態で、情報変更のタブをクリックすると『配置設定』というものがあります。
ここにCtrl+左クリックの機能が設定されていますが、この機能を「部材を左クリック」に変更することが可能です。
設定を変更すると、通常通り傍記を作図した場合に同一配管上であっても常に複数の傍記を作図することが可能になります。
いちいちCtrlを使用するのが面倒な場合は非常に便利ですが、設定したままにすると傍記の整理が面倒になるのでうまく使い分けてみて下さい。
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