TFAS初心者向け講座・第7弾。今回は講座・第6弾に引き続いてメーカー機器の登録方法を紹介します。
株式会社ダイテックがホームページにて公開している「Tfas部品ダウンロード」というのがあります。
数年前に主要空調・衛生機器メーカーのメーカー登録情報を無料追加オプションのような形で公開していますが、
昔からTFASを使っている人ほど存在自体を知らないなんてこともあるようです。
空調機や衛生器具など使えるデータばかりですので、登録方法と合わせて紹介したいと思います。
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株式会社ダイテックのホームページにてデータ公開
「TFAS部品」はダイキン・三菱などの空調機器やTOTO・LIXILなどの衛生器具データを、メーカーが3D登録した正確なデータをダウンロードしてすぐに使用することができるものです。
前回紹介しました「5面図登録」でも機器データを登録することができますが、「TFAS部品」の場合は3Dデータを立体に登録されているので3Dイメージがかなり向上します。
もちろん登録されているデータはよく使用される主要機器の一部のみで、マイナーな機器やそもそも登録されていないメーカーもたくさんあります。
しかし、メーカーが出す新機種なども随時アップデートされるため、最新機種ほどデータが登録されているので要チェックです。
「TFAS部品」はダイテックのホームページからダウンロードすることができます。
3年ほど前から公開されていますが、当時よりもかなり登録メーカー数も増え、データ量がかなり充実しています。
それなりにデータ量が重たいので、必要なメーカーのデータのみをダウンロードしましょう。
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TFAS部品の登録方法
ダウンロードしたデータは最初「圧縮ファイル」になっています。
そのままでは登録できないため、「解凍ファイル」にて解凍しておきましょう。
また、機器データを登録する際に「空調データ」か「衛生データ」かを確認しましょう。
例えば三菱のデータには「空調部品」と「衛生部品」が存在します。
該当の設備にしか部品登録できないため、要注意です。
まず『空調/衛生→機器・器具→配置』にて機器配置ライブラリを開きます。
左上にある「サブセットライブラリのインポート処理」を開きます。
「参照」をクリックし、ダイテックサイトからダウンロードし解凍したファイルを選択します。
選択すると「ユーザーストック」が追加されます。
該当ファイルを選択→OKを開くと、「サブセット-ユーザストックインポート方法設定」の画面が開きます。
保存には基本的に2種類方法があるのですが、「共有」と「複写」から選択します。
「共有」はデータを直接TFAS内にインポートします。インポートすれば元ファイルを削除してもデータはTFAS内に常に残ります。
ただしデータが重くなるので、パソコンの容量などにも影響が出る可能性があるため注意です。
「複写」の場合はファイル保存箇所とリンクされるだけなので、元データを移動したり削除するとライブラリから消えてしまいます。
ただインポートにほとんど時間を要さないので、特に支障がなければ「複写」がオススメです。
インポートすれば、通常の機器配置の画面で選択が可能になります。
型式も登録されているので、検索で「全ストックライブラリ」にして型式を入力すれば、登録されているかがすぐに確認できます。
機器の型式はマイナーチェンジやちょっとした違いで型式が異なってしまいますが、実際に外形はほぼ同じものもあるので、
検索して出ない場合も、型式の後半部分を削除して検索するなどして、出てきた機器の外形を確認し同じであれば施工図検討程度には十分利用できます。
何も知らない上司から「全部の機器を3D登録しろ」と言われたら、こっそりTFAS部品を調べてあったらそのまま使っちゃいましょう。
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