YouTubeチャンネル「建築設備の図面屋さん」にて、毎週月曜日にCAD講座の動画を発信していきます。
今回はTFASの機能「インサート図の自動作図機能」について紹介します。
目次
1.YouTube動画(建築設備の図面屋さん)
動画構成【全編 15:22】
00:49 1. インサート図の自動配置設定
07:13 2. インサート自動配置
CADオペレーターさんや現場担当者の初期に任される仕事の一つ「インサート図面の作成」
配管・ダクト施工図が作図されていればある程度自動配置機能によって楽にインサート図を作図することも可能ですが、作図前に作図規則を設定することが大切になるので覚えておきましょう。
2.インサート自動配置の作図規則設定

設定関係は作図規則の「インサート」タブを開きます。
管種毎にインサートの支持間隔や継手からの距離などを細かく設定することができます。
初期設定で国交省の基準が入っています。
例えば塩ビ管は80A以下は1mピッチ、100A以上は2mピッチとなっています。

ただ、この数字のままだと墨出し時に少しでもずれてしまうと規定値以下の場所が出てしまう可能性が高いため、安全値を考慮する場合は1000→950、2000→1900などに変更するようにしましょう。
角ダクトについてはアングルフランジ工法の支持ピッチが初期設定となっています。
共板工法の場合は一般的に2m以下となるため、都度設定変更を行う必要があるため注意が必要です。

継手からの距離なども詳細設定できます。
現場毎に施工要領書にてルールを決めている場合が多いと思いますので、現場基準に合っているかを先に確認し設定することが大切になります。
3.TFASのインサート自動配置機能
設定が完了したら配管にインサート自動配置を行います。
「衛生・空調」→「その他作図」→「インサート」→「自動配置」

該当する配管やダクトを選択すると、その系統に対し選択した箇所から方向を決めていっぺんにインサートを自動配置することが可能です。
全ての系統に同時に配置したい場合は、立管の継手を選択して配置するようにしましょう。

インサートを配置する際にシンボルデータの設定を細かく行うことができます。
「種類」ではインサートのサイズや用途を選択することができ、シンボルも変わります。

拾い機能でも個別に集計されるため、用途ごとにインサート材の色を変えて施工したい場合などにも有効です。
また「吊り部材を配置する」のチェックボックスを入れておくと、3Dデータにて吊りボルトと支持バンドを同時に作図することが可能です。

スラブ高さなどを設定すれば高さデータも調整することが可能で、またこのデータはインサートとバラバラに編集が可能になります。
ただし、インサートを移動したり削除する際に支持材データも合わせて編集が必要になるため、データとして不要な場合はチェックボックスを外して作図するようにしましょう。

配管の支持のルールには、管種や管径による支持間隔のルールと、管径によりボルト径のルールがあります。
これらは国交省仕様書にて一定の基準が設けられています。
TFASのインサート自動配置機能は非常に便利ですが、管サイズに対してインサート径のサイズは自動反映されません。
そのため、作図のタイミングで100Aを超える鋼管に対してM12のインサートに切り替える対応が必要になります。
一部分だけが大口径の系統もあると思うので、その場合は一部を手動にて作図するなど臨機応変に対応しましょう。
また、自動作図する前に対象の配管やダクトの寸法をきれいに整えておくことも大切です。

特に個別にインサートを墨出しして施工が必要な場合、配管を仮作図状態で通り芯からの寸法がまばらな状態で自動配置すると、インサートも通り芯から中途半端な数値になってしまいます。
インサート図の仕上がりは配管図の精度に依存するため、自動配置を活用しつつ、調整は個別に行っていくようにしましょう。
4.お知らせ
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